こみちまちづくり

大学病院の開業に合わせ整備が進む岐阜大学西地区のまちづくりアドバイザーとして参画。隣地境界線を面(こみち)と見立て、隣合う建物どうしがその使い方を考えデザインすることで連鎖的に街全体を考えるしくみ

物件概要 →詳細

物件名 こみちまちづくり

所在地 岐阜市
エリア面積 1.4ha

物件詳細 →概要

岐阜大学医学部が岐阜市中心部から郊外に移転することとなり、市街化調整区域内にあった周辺地域が医学部門前として、良好に開発されることを目指したまちづくり計画。まちづくり協定の制定から、景観コントロール、組織づくりまでトータルにサポートする。
郊外の幹線道路沿いに建つ大型ロードサイド店の多くは、敷地の周囲をフェンスで囲い込み、隣りとの関係を断ってしまっている。
せっかくゆったりとした敷地を郊外のような風景に変えないでほしいというのが地域の願いだった。
私たちは隣地境界線を線ではなくある幅を持った面(こみち)とすることを提案した。
このように境界線をぼかすことで今までないがしろにされてきた境界線部分に目が向けられいい加減にデザインされないようになることを狙っている。
またこみちは隣り合う2つの建物同士が話し合ってその使い方を決める 。
自分の敷地内のことを考えることがいつの間にか連鎖的にまち全体を考えることとなっている仕組みである。