もやいの家瑞穂

共用部が垂れ壁で緩やかに仕切られるグループホーム、地域へ開放されたデイサービスセンターの複合施設

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物件名 もやいの家瑞穂

所在地 岐阜県瑞穂市
竣工 2011/3
敷地面積 872.02m2
建築面積 269.00m2
延床面積 922.74m2
構造規模 鉄骨造 2階建て
構造設計:藤尾建築構造設計事務所
設備設計:コーエイ設計室
施工: 土谷R&C

掲載誌:新建築2011年10月号

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新しい介護単位「2ユニット一体型」
2Fグループホームでは介護動線の効率化と建物の省面積化を求めて、前例のない2ユニット(9人×2)一体の空間とした。これは夜間の配置人員が1人/2ユニットであることからも合理的で、スタッフのユニット間での多様な連携を可能にする。リビングには低く下ろされた垂れ壁によって、住宅スケールの小さな領域「ルーム」がつくられ、それらが集積することで適度に囲われた居場所が連続する新しい住環境をつくり出している。
地域につながるデイサービス
1Fデイサービスは地域の力を呼び込むため、1・2Fの面積の差により生まれた深い軒下空間を介して外部に開放されており、その内部は多様な活動に対応するために室単位の分割を行わず、結果全体が緩やかに繋がる空間となっている。合わせて建築の機能をサポートする家具ユニット等の仕掛けを散りばめる事で、フレキシブルでいつも人の気配が感じられる空間とした。